要約でわかるのは、何が決まったか。録音でわかるのは、実際に何が話されたか。
AIによる要約は、いまや至るところにあります。会議を録音すれば、整った5つの箇条書きができあがり、それで次に進める。
これで問題は解決したように感じます。誰かに「ちょっと待って、7月にリリースすると言ったのは誰?」と聞かれて、5つの箇条書きが何も答えてくれないときまでは。
要約は近道です。記録ではありません。
要約が取りこぼすもの
要約とは、何が大事だったかを選び取ることです。だから役に立ちます。そして、だから不完全でもあります。
口調が抜け落ちます。「7月に検討してもいいかもしれませんね」が、「リリース:7月」になります。
条件も抜け落ちます。そのすぐあとに続いた「法務の承認が下りれば、ですが」という但し書きです。
誰が言ったかも抜け落ちます。クライアントによる確約も、部屋でいちばん新人の人の推測も、箇条書きにしてしまえば同じに見えます。
たいていの場合は、それでかまいません。でも、そうはいかない1回が、たいてい大事な場面なのです。
要約しか残っていないとき
文字起こしして、要約して、そのまま音声を手放してしまうツールはたくさんあります。すっきりして、軽いです。
でも、細部を確認したくなったとき、照らし合わせるものがありません。要約が唯一の「事実」になり、実際に何が話されたかを簡単に確かめる方法はなくなります。
会議を録音したのは、始める前よりも確信が持てなくなるためではないはずです。
要約も、録音も、手元に
Notedは、その逆の考え方です。要約は録音の代わりではなく、録音の上に乗っています。
要約のたびに、会話の概要、要点、アクションが得られます。それぞれのポイントにはタイムスタンプが付いています。タップすると、そのポイントの元になった瞬間を、話した人の声のまま再生します。
自分で取ったメモも同じです。録音中に入力した内容にはすべてタイムスタンプが付くので、書きかけの「法務??」という一行からでも、そのメモを書くきっかけになった会話にすぐ戻れます。

そして話者識別を使えば、文字起こしに誰が何を言ったかが表示されます。「7月にリリースします」に、名前が付いてきます。
思い当たる3つの場面
議事録をまとめる委員会の書記
要約には「予算承認」とあります。でも、議事録には金額、条件、誰が提案したかが必要です。
彼女は要点をタップして、動議がまさにその言葉で述べられるのを聞き、正確な表現と文脈をそのまま書き起こします。
試験前夜に定義を確かめる学生
要約には、酵素の特異性が重要ポイントとして挙がっています。でも、教授がそれをどう定義したかは書かれていません。
ワンタップで、自分の解答が採点される基準となる、正確な言い回しを聞けます。
引用を拾い出すジャーナリスト
要約は、インタビューの大意をつかんでいます。でも、引用に必要なのは正確な言葉です。
彼は要点をタップして、該当する文を見つけ、活字になる前に、音声と照らし合わせて確かめます。
はじめかた
1. Notedで録音するか、録音のあるメモを開きます。
2. ✨ をタップして、「メモを要約」を選びます。
3. 要点の横にあるタイムスタンプをタップして、その元になった瞬間を聞きます。
App StoreとMac App Storeで、Notedを最新バージョンにアップデートしてください。
要約は、何があったかを教えてくれます。録音なら、それを確かめられます。